キリマンジャロ 写真・文 関  浩(宇治久世)  PDF

 キリマンジャロはタンザニア北東部にある山で、アフリカ大陸の最高峰、山脈に属さない独立峰では世界で最も高い。キリマンジャロは、赤道から南に約340km、東西約50km、南北30kmの山体をもつ大型の成層火山である。シラ峰(Shira、3962m)、キボ峰(Kibo、5895m)、マウエンジ峰(Mawenzi、5149m)の三峰から成り、山体中央にあるキボ峰(ピーク名ウフル)が最高峰である。キボ峰の山頂は、直径2.5kmのカルデラと、その内側の直径900m火口と、中心の直径200mのAsh pitと呼ばれる小火口で構成されている。
 キリマ(kilima)はスワヒリ語で「山」、ンジャロ(njaro)はチャガ語で「白さ」であり、全体として「白く輝く山」を意味するというのが通説だが、正確な名称の源ははっきりしていない。
 マラングゲートの登山口(1820m)から、マンダラハット(2720
m)、ホロンボハット(3720m)、キボハットの山小屋(4720m)まで3日間で30km、標高差2880mを歩き、山麓に着き、6時間の休憩後、登頂を目指す。

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