金融共済だより 保険医年金 17年度決算報告  PDF

 協会は金融共済委員会・保険医年金分科会を11月21日に開催した。本分科会は毎年11月に開催され、保険医年金受託生保各社も参加し、幹事会社の三井生命から保険医年金の決算報告を受けている。2017年度の決算報告の概要は以下の通り。
 全国の加入状況は、掛金収入額で対前年比100・8%となり、月払が対前年比100・4%、一時払で対前年比101・6%となった。近年の加入人数・口数をみると、月払で減少、一時払は増加している。また、京都でも全国と同じ傾向がみられる。
 なお、加入者の積立金は、毎年決算時に責任準備金として積み立てられており、今年度も昨年と同じ程度の約1兆2570億円(対前年比101・6%)を確保している。
 京都は保険医年金の発足協会であるため、加入者一人当たりの平均積立金額も全国平均積立額の123・6%と高い。また、京都の1人あたりの加入口数平均も月払10口、一時払24口であり、全国平均より高くなっている。
 この水準を維持すべく、とりわけ40~50歳代を中心とした比較的若い会員に保険医年金を積極的にPRし、加入者拡大に取り組んでいる。
 保険医年金は理事者が会員のために作り上げてきた制度であり、安定性・安全性・自在性に富んだ制度である。現在の予定利率は1・259%で、2017年度は0・097%の配当があり、予定利率と合わせて1・356%となった。来春の普及は、2019年4月1日より開始する。ぜひ多くの会員の利用をお願いしたい。

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