複雑化する在宅点数で説明会開く 18年改定はじめ注意点を喚起  PDF

 協会は10月26~31日にかけて京都市内・南部・北部で計4回、在宅医療点数の説明会を開催し、総勢157人が参加した。10月に発行した『在宅医療点数の手引』2018年改定版をテキストに、理事・事務局が講師を務めた。南部・北部開催にあたってはそれぞれ(一社)相楽医師会、(一社)福知山医師会との共催で開催した。
 2018年診療報酬改定による各点数の変更点をはじめとして、その後の疑義解釈よって混乱が生じた看取りの考え方、10月からのコードでの選択入力も加わって煩雑になっているレセプト記載、行政指導で指摘されると返還の恐れもあるカルテ記載、皮膚欠損用創傷被覆材の算定方法等在宅での処置の取扱いや、小規模多機能型居宅介護等での制限が問題となっている医療と介護の給付調整、特養ホーム等の配置医師・入所者に係る算定制限等、各医療機関において注意が必要なポイントを中心に解説した。
 応用編としてレセプト事例についても適宜ピックアップして解説した。
 在宅医療点数は、改定のたびに項目もふえ、算定要件も複雑化し、説明会では解説できなかった点も多い。不明な点は『在宅医療点数の手引』をご参照いただくとともに、直接事務局までお電話・ファクス等でお気軽にお尋ねいただきたい。
 協会は、これから在宅医療を始める医療機関等を対象に、保険講習会Cとして初歩的な内容の講習会も、3カ月に1回開催している(次回は2月20日(水)予定)ので、こちらも是非ご利用いただきたい。

ページの先頭へ