医界寸評  PDF

「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る」。八十八夜というのは5月2日のことです。若葉がまぶしい季節になりました▼京都は有数の観光地で、とくに春秋には多くの人々が訪れます。そのお目当ては、ピンクに咲き誇る桜と、真っ赤に染まる紅葉ですが、最近これに加えて緑の若葉が注目されています。たとえば5月になると、いくつかの寺院では、昼はお茶を飲みながら、夜はライトをつけて庭園の緑を観賞する催しも行われます。秋のカサカサした落葉寸前の紅葉よりも、この季節のみずみずしいエネルギーに満ちたカエデの方が好きだという人も多いでしょう。苔むした庭園で、新緑の山々を借景に緑茶を飲みつつ若葉を楽しめば、一気にエメラルドの国に行ってしまいそうです。なお、エメラルドは5月の誕生石であり、その宝石言葉は幸福と幸運です▼京都保険医新聞は第3000号を迎えました。これだけ続けることができたのは、皆様のお陰と感謝しております▼今回、緑の幸せパワーあふれる5月に節目を迎えることができた保険医新聞は、これからも初心のみずみずしい気持ちを忘れることなく、会員の方々のお役に立てるよう活動してゆきます。鴨川で気持ちよさそうに寝そべっている野良ネコちゃんも「よろしくお願いします」と言っていますよ。(clear)

ページの先頭へ