高齢者大学6 腎不全と透析を解説  PDF

京都高齢者大学健康講座の第6講は、協会の名倉良一監事が講師を務めた。テーマは「慢性腎不全について」。

おへその上部左右に二つある腎臓の一番大きな働きは、左右200万個あるといわれるネフロンで尿をつくり、体内の老廃物を輩出すること。また、水分量の調節を行ったり、体液の成分を整えたり、体中に酸素を運ぶ赤血球を創る造血ホルモン(エリスロポエチン)を分泌するなども行っていると解説。
成人の8人に1人が罹患するといわれる慢性腎臓病(CKD)は初期には自覚症状を伴わず、徐々に進行していく。CKDの5段階に分類するステージ3以上では日常生活で、塩分・タンパク質・カリウム・リンなどの摂取制限や血圧管理などが指導される。そして、透析患者の4割を占める糖尿病との関連では、食生活や適度の運動、血糖管理などが大変重要と述べた。
腎臓機能の低下が10%以下になれば、老廃物を取り除き、過剰な水分、塩分、カリウム、リンなどを取り除くなどのために週2~3回の透析療法が導入される。日本では32万人以上が慢性透析患者で、毎年約3万人以上が新規に導入されている。また、血液透析と腹膜透析の2種類について、その仕組みや生活の変化などについて解説を行った。
次回は、2月2日(木)「消化管のがんの最近の話題」で、藤田祝子理事に講師を務めていただく。高齢者大学は、中途入学や単月(1回1000円)での参加も可能なので患者さんにぜひお勧めいただきたい。問い合わせは、協会事務局まで。

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