北・上東・西陣医師会と懇談 11 月 27 日ウェブ会議 医師一丸で現状に立ち向かうべき  PDF

協会は京都北・上京東部・京都市西陣医師会との懇談会をウェブにて25年11月27日に開催。地区医師会から10人(北3人、上東2人、西陣5人)、協会から6人が出席した。進行は京都市西陣医師会の金光京石会長が務めた。開会に際して上京東部医師会の任書熹会長から「この間、推し進められているさまざまな医療制度改革によって、医師の裁量が狭められているように感じる。我々がどう対峙していくべきかを協会や出席された会員と意見交換したい」とあいさつがあった。
地区からOTC類似薬の保険適用除外について、OTC類似薬の利益率が高いとなれば製薬メーカーがそちらに傾注し、保険適用薬剤の供給がさらに不安定になるのではとの危惧が出された。また、高額薬価の薬剤問題についても、保険財政を圧迫している一方で、高額薬価の薬剤の認可が通りにくくなれば、新しく開発された薬剤が日本で販売されなくなる可能性が出てくるとの指摘も出された。
さらに地区から「〝目の前の患者のためになる〞という思いだけでは、医療が提供できない状況に陥ってきている。こうした現状に対し、厚労省だけでなく、財務省にどうアプローチしていくか、医師が一丸となって立ち向かう必要がある」などの意見が出された。
協会は「高額薬価の薬剤を認可する一方で、有用で安価な薬剤の薬価をどんどん引き下げていきメーカーが製造できないような環境を作っていることが一番の問題だ」と回答。財務省の問題についても「オンライン診療受診施設の政策など、財務省は小規模の診療所は必要ないと考えているように思えてならない」とし、「医療者だけでなく、一般の人たちからも賛同を得てともに運動できる仕掛け作りが必要と考えている。国会議員への働きかけも重要で、全方位外交を続けていきたい」と応じた。また「必要な医療を提供できるよう、国が責任をもって財政を保障すべき。原点に立ち返り、その点を主張していきたい」と運動への理解と協力を求めた。
最後に京都北医師会の松波達也副会長が「社会保障制度で多くの問題・課題を認識した。この危機感を地区医師会で共有し、今後の会の活動に活かしていきたい」とあいさつし、会を締めくくった。

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