新聞記者からノウハウ学ぶ
結論を先にリズム良く書く
読んでもらう見出しを工夫
協会事務局は「新聞記者に学ぶ文章講座」と題して、4月23日、6月26日に協会会議室で学習会を開催し、事務局16人が参加した。情報が溢れる現代において、どうすれば協会の発信する情報がもっと多くの会員や市民に伝わるのかを再考しようと企画した。講師の京都新聞社・上野正俊氏と久保田昌洋氏から、京都新聞や京都保険医新聞(本紙)を題材に「文章を書く基本知識」「取材やインタビューのコツ」「活動を伝える方法」を聞き、読者に伝わるための技術を学んだ(写真)。
講師は、新聞記事は重要なこと(結論)を先に、一文を簡潔にリズム良く書くことが基本と解説。5W1H、句読点の付け方、主語と述語を明確にする―など、事例を挙げながら紹介した。読者に読んでもらうには見出しやレイアウトも重要とした上で、京都新聞の記事に見出しをつけるワークも実践した。講師は「正解は一つではない。内容が一見して分かり、趣旨が伝わるかを考えよう」とアドバイス。それぞれが考えた見出しを発表し、意見交換した。
2回の受講を終え、事務局からは「見出しを考えるのに悩んでおり勉強になった」「書き手の独善に陥らないように書くことを心がけたい」「今まで感覚で書いていたがどう書いていけばいいか道筋を示してもらえた」などの感想があった。
学習会での学びをさらに深め、本紙をはじめホームページやメールマガジン、チラシなどさまざまな媒体で協会事業を簡潔に分かりやすく伝えていきたい。今回、京都新聞社の「NIB(ビジネスに新聞を)講座」から講師を派遣していただいた。