会費引き上げは予算とは別に議論を
岡所明良代議員(与謝)
予算案には会費の引き上げという極めて重大な変更が含まれている。会費規程はあるか。会費規程では誰がどこで決定するとなっているか。会費改定が予算案の中で挙げられているが、議題として挙げてほしい。地区医師会に説明し意見を聞いたとあるが、初めて聞いたような気がする。説明不足ではないか。24年度決算を見ても、早急に会費を2割も上げなければならない程差し迫っているように思えない。2割の引き上げ提案の具体的な根拠を説明してほしい。今回の議題の出し方は説得力に欠ける。
須雅史代議員(山科)
会費の引き上げの議決を採ってから、予算案の議決を再度採るべきだ。今後会費を引き上げる場合はそのようにしてほしい。
梅山信代議員(乙訓)
会費改定案を予算の中に入れ込むのは問題だ。40年前と同じ方法を踏襲したというが、今の会員が納得できる形で議事進行してほしい。次回から見直してほしい。
鈴木卓前理事長
会費引き上げは1月代議員会の方針で1000円程度と提案し確認いただいている。周知を図るため、24年度の地区懇談会の中で会費引き上げをお願いしてきた。参加された会員を通じて伝え、懇談会では反対意見はなかった。
会費引き上げをはじめ会内で財政検討してきた。これまで診療報酬改定年度は赤字決算で、非改定年度にその分を補う形で予算を組んできたが、24年度(非改定年度)は赤字決算となった。物価高・協会事務所の家賃の値上がりもあり、協会活動の発展と協会存続のために財政立て直しが必要と判断し提案した。40年前の会費引き上げの前例に倣い、予算案の審議の中で了解いただき、決定したい。
基金・国保の振込通知書のダウンロード可能期間の拡大を
岡所代議員(与謝)
オンライン請求になり、基金・国保の振込通知書などの紙での郵送が廃止され、各医療機関がダウンロードすることになったが、3カ月のダウンロード期間は短すぎるため半年から1年程ダウンロードできるよう要請してほしい。
オン資等導入に係る補助金申請の見直しを
岡所代議員(与謝)
補助金は医療機関がIT化(カードリーダーなど)の費用を全額支払ってから補助金申請して現金給付されるが、業者に直接支払ってもらい、差額分を医療機関が払う形にすれば、医療機関が申請する手間がなくなるのではないか。
全ての政党に働きかけを
上田誠代議員(北丹)
医師会は政権与党、保険医協会は立憲民主党や日本共産党に要請などをしているが、今回の参議院選挙では自民党・公明党が大敗、立憲民主党の議席は増えず、日本共産党は議席を減らした。今後、参政党や日本維新の会とはどのように臨むのか。
内田亮彦理事長
協会はどの政党にも等距離で働きかけてきた。今後もさまざまな立場の人と話ができるよう努めていきたい。