手話は一つの言語です。耳の聞こえない人の言語「手話」。この素晴らしい言語を紹介したいと思います。手話を公用語(第2言語)としている国にニュージーランド・パプアニューギニア・韓国があります。準公用語としている国はフィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマークがあります。
では日本ではどうでしょうか。現在34都道府県と464の自治体で「手話言語条例」が制定されています。
次に京都ではどうでしょう。「京都市手話言語がつなぐ心豊かな共生社会を目指す条例」として2016年4月1日に施行されました。
ろう者の文化と聴者の文化は別であって、お互いに理解し合うことも大切と思います。
さて京都府保険医協会ですが、1987(昭和62)年11月に手話講座が開講されました。条例ができるよりずっと前のことです。記憶が定かではありませんが、30〜50人の方が集まり、三つのグループに分かれ賑やかな手話講座でした。その後講師に藤井進氏(当時、日本福祉大学非常勤講師・大谷高校非常勤講師)を迎えた頃は半分位に減っていましたが、藤井先生の発案でこのサークルに名前を付けようということになりました。手話の礎(いしずえ)になろうというのが主題でしたが、「いしずえ」⇔「いしづえ」⇔「いしつえ」⇔「医師杖」⇔「いしづえ」と変化させ医療関係者が盲者の杖のように、ろう者の杖になろうという心を込めて決まりました。
京都府保険医協会では1999年8月に「聴覚障害者の受診に関するアンケート調査」が実施され、その結果を踏まえて、「全国手話問題研究会京都支部医療班」の一員となって、京都府保険医協会、京都府薬剤師会、京都府歯科保険医協会と連携して「聴覚障害者の医療あんしんマップ」を作りました。手話で診察が受けられる医院のマップです。
現在は総勢20人。この生き生きとした顔を見て下さい。前列真ん中がろう者の講師です。手話に携わって何十年ものベテラン、数年の方、数カ月の方、そして今日入会した方、経験年数は違っていても一緒に楽しく手話での会話を楽しんでいます。ですから初心者の方も経験豊富な方も、誰でもすぐに溶け込めます。このサークルにぜひご入会下さい。
手話サークル「いしづえ」参加者募集中!!(原則、毎月第2または第3金曜日14時〜16時開催)お問い合わせは協会事務局まで Tel. 075-212-8877