京都府保険医協会第208回定時代議員会が1月30日にあった。私も一理事として出席した。24年6月の診療報酬点数改定以降、診療・請求にはマイナンバーカードへの健康保険証の登録、健康保険証の新規発行の停止など、難しい・ややこしい事務手続きを多々要し、情報の感知・吸収のみならず、情報の発信能力の低下も自覚した▼理事には1993年6月から担当し、母校の大学院生時代、副科目の法医学で医療過誤訴訟の研究を採り、良い医療を推進して、医療事故・医療過誤で苦しむ人を減らしたいとの志も生じ、医療安全対策部会を主務とされ医師賠償責任保険審査をも担当した。日本臨床整形外科学会の冊子『医療事故・医事紛争を予防するために』の発行もした。▼代議員会への出席は今回で64回目となる。思えば長くも来たもんだ!である。しかし、2023年12月の誕生日で私も後期高齢者となり、脳力・体力の低下も自覚して、会の若返りに退任を申し入れたが理事長の方が3カ月年上だと、即諾はなかった▼某国の大統領のように喜寿を過ぎまだ頑張る方もあるので、負けては成るまいと思いつつ、潮時とも感じる。当初「宇治の蛙大海を知らず」の意で「卯蛙」としたペンネームを、明るい未来を提唱し続けられたらと「卯蛍」に改称したが、「蛍」は若者に譲りたい。(卯蛍)
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