桜に似ているアーモンドの花
開園100周年の植物園で堪能
宇田医院 宇田 紘実(宇治久世)
協会は3月23日に文化ハイキングを開催。京都府立植物園を訪れガイドさんの案内で、多品種の桜を鑑賞した。参加者は5人。以下参加記を紹介する。
京都府立植物園は、何と今年で開園100周年という節目の年です。そんな歴史の長い府立植物園に久しぶりに行きたいな、でも自分たちだけだとなぜかなかなか行けないんだよねと思っていたところ、タイミング良く「文化ハイキング〜植物園で桜を学ぶ〜」を見つけ、渡りに船。
府立植物園では約180品種500本の桜を植栽しているそうです。それが先日、日本植物園協会のナショナルコレクションに認定されたということで、ちょうどボランティアガイドさんによる桜の案内が行われていました。
桜の花の付き方は枝から軸が出ていてその先に花があり、房のように固まって咲き、梅や桃などは直接枝に花がくっついて咲くんですよとガイドさんに見分け方を教えてもらいながら、早咲きのトウカイザクラをはじめ、満開のケイオウザクラなどを眺めながら、桜林を目指しました。
とはいえ、当日は雨がちの肌寒い日でもあり、桜の代名詞のようなソメイヨシノには少し早く、その代わりといってはなんですが、梅や桃や杏などもまだまだ咲いていて、来園者に人気でした。幸い雨は私たちが府立植物園に入園する頃には上がっていて、冷たい雨に濡れながら傘をさして歩くことにならなくて運が良かったですね。
そろそろ終わりの椿や、黄色いレンギョウなど、桜以外の花々も眺めつつの散策は最後にアーモンドの花で締めくくられました。アーモンドの花は桜に似ていることで有名で、実際ぱっと見には桜感があるのですが、枝に直接花が付いているところは、やっぱり桜ではないのでした。
そんなわけで、桜について学んだ約2時間でしたが、解散したその後は前から入りたいと思っていた観覧温室(別料金)にも行けたのが良かったですね。今後も100周年記念イベントなどがあり、また折に触れて訪れたいなと思っています。
早咲きの桜は見頃に(奥は寒緋桜かんひざくら)