理学療法士等の三士会と24年度改定で厚労省要望 リハビリ算定等6項目  PDF

 協会は2023年12月22日、(一社)京都府理学療法士会、(一社)京都府作業療法士会、(一社)京都府言語聴覚士会(以下、三士会)と共同で、「2024年度医療・介護同時改定に向けたリハビリテーションに関する要望書」を厚労大臣らに提出した。
 23年7月に開催した三士会との懇談会にて、課題などを共有し要望していくことで一致。その後のやり取りを経てこのほどまとまった。
 要望項目は以下の通り。
 1、必要なリハビリテーションを必要な患者に実施できるようにすること(診療報酬)
 ①心大血管疾患リハビリテーション料・運動器リハビリテーション料についても言語聴覚療法が実施・算定できるようにすること
 ②認知症に対するリハビリテーションが広く算定できるようにすること
 ③糖尿病に対するリハビリテーションが算定できるようにすること
 2、アウトカム評価の拡大は慎重に行うこと(診療報酬・介護報酬)
 3、疾患別リハビリテーション料間の点数差を解消し、施設基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)の点数差を縮小すること(診療報酬)
 4、理学療法士等による訪問看護について、評価の引き下げや施設基準の厳格化は行わないこと。機能強化型ステーションの看護師6割以上の基準は撤廃すること(診療報酬・介護報酬)
 5、別の医療機関からの情報提供に基づいて実施する訪問リハビリテーションについて、別の医療機関の医師が研修要件を満たしていない場合でも、24年4月1日以降も算定できるようにすること(介護保険)
 6、別の医療機関からの情報提供に基づいて実施する訪問リハビリテーションでの「事業所医師が診療しない場合の減算(診療未実施減算)」については撤廃・緩和すること。また電話やビデオ通話等での診察を基準上認めること(介護保険)
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 同内容に基づき1月19日に厚労省要請を実施した。要請の詳細は後日まとまり次第掲載予定。

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