参加者交えたセッションで
お得意のブルースを即興演奏
監事 増田 道彦(宇治久世)
協会は10月21日、ジャズを楽しむ会をホテルグランヴィア京都で開催した。北脇久士(ギター)、西尾寛之(ベース)のデュオで、ジャズの名曲の数々が演奏され、デュオの魅力を堪能した。その後、会員を交えたセッションもあり、秋のひとときを楽しんだ。8人が参加。以下、参加記を掲載する。
昨年のアンコールとして、北脇氏(ギター)、西尾氏(べース)のデュオで第1部の幕が開く。
1曲目は I Thought About You ―愛の歌であり、ベースがテーマを弾き、ギターがからんでロマンチックなムードになり、早くもワインがほしくなった。2曲目は Black Orpheus ―映画の主題歌であり、ボサノバのリズムで踊りたくなる。3曲目は I’ll Remember April ―アップテンポの軽快な曲である。4曲目は Stardust ―有名なバラードナンバー。5曲目は Nica’s Dream ―ラテンテイスト溢れるホレス・シルバー作曲の名曲。
アンコールは Someday My Prince Will Come ―ディズニーのアニメ映画「白雪姫」の挿入歌でジャズ・ワルツの名曲であり、マイルス・デイヴィスやビル・エヴァンスのアルバムでよく聞いたなあと思っているうちに、お二人の息の合った技巧的演奏は終わった。
小休憩の後、第2部では会員が参加するジャムセッションタイム。最初はゲストのデュオに会員の奥田良三先生(キーボード)と事務局の加藤(ドラムス)を交えた4人のセッションで、1曲目は Blues(C) ―ブルースで今回はテーマなしでの即興演奏。ジャズセッションではよく演奏される。先生は大学時代ビッグバンドで弾いておられたのでブルースはお得意と思われる。2曲目は Autumn Leaves ―誰もが知っているシャンソンのスタンダードナンバー。3曲目は As Time Goes By ―映画「カサブランカ」の主題曲でイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガードの顔を思い浮かべながら、バラードの甘美な雰囲気に浸った後、キーボードが事務局の竹ノ内に代わった。1曲目は Cantaloupe Island ―ハービー・ハンコックの曲でジャムセッションの超定番曲で乗りの良い曲。2曲目は Spain ―チック・コリアの最も有名な曲で、アフロキューバンリズムが心地よく、ギタリストにも人気の高い曲でゲストにも合った選曲で最後を締めた。
このジャズ・ライブは私が総務部会の担当副理事長の時、2006年に始めて、今回は16回目になる。軽食とお酒も飲めて盛り上がる会であったが、来年こそ復活したライブを期待したい。
なお、クラッシックは、2009年から京響メンバーを中心とした演奏者数人での演奏を協会独自で企画して楽しむ「サロンコンサート」も開催している。弦楽四重奏を中心とした編成で開催し、今年で15回目になる。こちらも是非お楽しみ下さい。
ジャズ・ライブもサロンコンサートも当初から事務局の竹ノ内のプロデュースで、本当にご苦労さまです。