私は2019年５月に西陣医師会の会長に選出されました。それからコロナ禍の３年間を経て、やっと今年の５月に会長職から放たれたと思って少し安堵の気持ちでおりました。そこへ福山正紀副理事長から保険医協会へのお誘いの電話がありました。西陣医師会会長退任後は自院のことに集中しようかと考えていましたが、これも運命と思い保険医協会の役員の一員に加えていただくことになりました。
　さて、コロナ禍に巻き込まれている間に医療DX、遠隔診療、マイナ保険証、かかりつけ医制度、医師の働き方改革などの課題が直接医療に携わっていない業界から突きつけられています。我々が感じるのは、患者さんの利益というよりは業界の利益という違和感です。どの課題もうまく制度設計をすれば日本の医療現場にとって大変有効に利用できるものだと思います。
　医療界が混沌とする中、京都府保険医協会の役員の一員として少しでもお役にたてるように精進したいと思っております。若輩者ですがよろしくお願いいたします。