協会は5月10日・25日の2日にわたり「新しく医療機関に勤められた方の研修会」を開催。のべ27人が参加した。1日目は、㈱JAPAN・SIQ協会の川﨑ゆかり氏を講師に接遇マナー研修を実施。2日目は、協会の医療安全対策部会の林副理事長が「医事紛争から見た医療従事者としての心構え」、保険部会の種田理事が「知っておきたい保険基礎知識(請求留意事項)」を解説した。以下、接遇マナー研修の参加記を掲載する。
表情の大切さと言葉遣い
研修を通して
医療法人社団 中川医院(乙訓)M・K
今回の接遇研修では、患者さんに対しての接遇について実践を交えて、表情と言葉遣いの大切さを学びました。今は少しコロナが落ち着いてきましたが、まだまだ油断ができないので、医院の中ではマスクをしています。そのためマスクだと口元が隠れて見えないので、笑顔を伝えるのは難しいと思いました。表情トレーニングで目と目元で笑顔を作るのは、意識しないと作れないことを実践を通して分かりました。
また、表情の他に大切なのは言葉遣いで、第一印象に必要だと分かりました。しかし、言葉遣いをただ敬語に直すだけだと、あまり好印象とはいえません。言葉遣いは、心のこもった言葉も加えての敬語だということを今回の研修で改めて分かりました。
言葉遣いでもクッション言葉や否定形から肯定形で表す言葉、依頼形で伝えることで、普段言っている言葉と、全く違う聞こえ方になることを実践を通して分かりました。私も、自分が医療機関に通う時に心のこもった言葉をかけてもらうことで不安を取り除くことができたり、希望を持てた経験を思い出しました。
今回の研修を通じて言葉遣い、表情の大切さを意識して患者さんに接するように日々努力していきたいと思います。
書類を手渡す時も言葉遣いや所作を意識
講師の川﨑氏