文化企画 ラテンテイスト溢れる演奏に聴き入る ジャズを楽しむ会開催  PDF

 協会は「ジャズを楽しむ会」を10月22日、ホテルグランヴィア京都で14人の参加で開催した。北脇久士(ギター)、西尾寛之(ベース)各氏のデュオ、会員を交えたセッションで、秋のひとときを楽しんだ。以下に参加記を掲載する。

 ジャズは、昔から私にとって一番の癒しである。
 保険医協会からジャズ・ライブの案内が届いた時には嬉しく、すぐさま看護師と薬剤師など4人の女性スタッフを誘って申し込んだ。ホテルグランヴィアでの“ジャズ・ギター”の演奏会。当日が待ち遠しくて、毎日ウキウキしながら過ごしていた。
 松本清張の本を読み漁る以外に趣味もない私にとって、音楽は生活に欠かせないもの。ジャンルを問わず聴く。クラシック、ムード音楽、ロック、ポップスなど、自宅のCDコレクションも幅広い。ジャズに関してはアナログレコードも積み上がるほどあるが、実は“ジャズ・ギター”を探してみたら一枚もなかった。音楽好きを自称していたはずが、ギターがメインのジャズ・ライブは初めてだったのだ。
 京都を中心に活躍されているギタリスト北脇久士さんの演奏は優しくもあり、力強さもあり、メリハリの利いた演奏。ベーシストは西尾寛之さんで、体の芯を揺さぶるような低音も大変心地よく、リラックスして心ゆくまで楽しめた。新鮮だったギターのライブ演奏、これからもお二人のご活躍を期待している。
 二部では、会員が参加する即興のセッション。日頃、ご多忙であろう医師のみなさんが、趣味の楽器演奏に夢中になっておられる姿は楽しく、ほほえましく、私も来年はトロンボーン持参で挑戦しようかと考えている。このたびは、このような楽しい企画をしてくださり、保険医協会には感謝を申し上げたい。日常の忙しさを忘れるような心のゆるむ時間と機会を、これからも期待したい。個人的には、ディキシーランドジャズのお誘いがあれば最高だな、と願っている。
 そして来年こそ、以前のようにお酒を飲みながら、つまみをいただきながら、声援を送ったり歓談しながら、演奏だけでなくライブならではの高揚感を共有できる、そんな世の中になっていることを心から願うばかりだ。
(下京東部・山本 勇治)

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