下肢創傷処置管理料について
　Q、22年改定で新設されたB000の「36」下肢創傷処置管理料について、
　①患者の同意は同意書が必要か。
　②対象病名は何か。
　③参考とするガイドラインは示されているか。
　④治療計画のひな型はあるか。
　A、①同意書が必要とは告示・通知・事務連絡されておりません。同意を得た旨、カルテに一言書いておいた方が無難かと思います。
　②下肢の潰瘍です。中医協の医療技術評価分科会に出された提案書を読むと、下肢潰瘍（動脈性、糖尿病性、静脈性混合など）が想定されています。
　③②の提案書に書かれた『形成外科診療ガイドライン』（慢性創傷3、2015年）、『創傷・褥瘡・熱傷ガイドライン』（日本皮膚科学会、2018年）や、『重症化予防のための足病診療ガイドライン』（日本フットケア・足病医学会、2022年）」等が該当すると思われます。
　④日本フットケア・足病医学会のホームページに掲載された「下肢創傷処置管理料における治療計画チェックリスト」が参考になると思われます。