医師賠償責任保険・休業補償制度  PDF

 2022年3月期決算は増収増益で、売上高にあたる正味収入保険料と純利益は過去最高になった。一つに自然災害による保険金支払いの減少で利益が押し上げられた。さらに海外事業で、イベントが中止になった際に払う保険金が、コロナ禍からの経済回復で減ったことも寄与した。また新年度決算となる4月以降円安はさらに加速し、海外事業の利益を円換算する時のプラス影響により、さらに利益を押し上げる効果が見込まれる。大きな懸念材料の一つはウクライナ情勢で、現時点で保険金の請求は生じていないが、保険金の支払いに備えて準備金を費用計上している。
 このような中、各社は世界トップ水準の保険金融グループとして、企業価値の向上と健全な事業運営を行い、グループとしての総合力を結集し、さらなる収益力の強化を行っている。その結果、十分な純資産を保持し、ソルベンシー・マージン比率も引き続き健全な水準を保っている。

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