協会は8月25日、①第8次医療計画とかかりつけ医制度がもたらす病院へのインパクト、②ついに再開!!施設基準適時調査に備える―をテーマに「医療政策セミナー」を会員病院向けにウェブ配信により開催した。今回は、広く全国の保険医協会・医会にも参加を呼び掛け、89の端末からの接続があった(1端末での複数視聴あり。最終申込は207人)。
セミナー前半では、第8次医療計画策定に向けた動きを中心に、新型コロナや新興感染症への対応を口実に、地域医療構想を一気に進め、外来機能報告による「紹介受診重点医療機関」の新設と、一方で法制化が狙われる「かかりつけ医制度」化により、地域における外来機能の二分化が進められていると解説。地域での病院の立ち姿が大きく揺るがされるほどの大転換が進められていると警鐘を鳴らした。
後半は、コロナ禍で原則中止されていた実地による施設基準適時調査が、22年度から再開されたことを受けて、事前に提出する書類に自己点検の要素が加わったこと等、実施方法の特徴について最新の情報を交えて紹介。日常管理において特に注意しておきたいポイント等を中心に解説した。
解説はいずれも事務局が担当したが、参加者を対象にしたアンケートでは、今回のセミナーについて、回答を寄せた全参加者から「よかった」との声をいただき、好評であった。
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『届出医療等の活用と留意点』(22~23年度版)を8月24日に発行。協会会員限定の販売です。購入希望の場合は、協会までご連絡下さい。
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