協会は、5月19・26日に「新しく医院に勤められた方の研修会」を開催。1日目は協会の林一資副理事長が「医事紛争から見た医療従事者としての心構え」、種田征四郎理事が「知っておきたい保険基礎知識(請求留意事項)」を講演。2日目は㈱JAPAN・SIQ協会の川﨑ゆかり氏を講師に「接遇研修・初級編」を実施した。参加者は延べ28人となった。以下、接遇研修の参加記を掲載する。
第一印象は表情だけではない
醍醐渡辺クリニック(伏見)
中江 真子
今回の医院、診療所での接遇マナー研修会に参加させていただいて、あらためて医療機関での接遇マナーの大切さに気付くことができました。大変、貴重なお話ばかりでとても勉強になりました。中でも一番印象的だったのは、視覚・聴覚が第一印象に与える影響のお話です。メラビアンの法則については初めて知りましたが、視覚の次に聴覚が第一印象に与える影響が大きいことに驚きました。今はコロナ禍でマスクによって顔の半分以上が覆われているので、表情の伝えづらさ、伝わりづらさを日々の仕事の中で感じ、私自身模索していました。
しかし、今回の研修会で第一印象は表情だけでなく、身だしなみやあいさつ、態度や動作など、色々な部分が影響していると学びました。現在のマスクで表情が見えづらい部分は、他の部分で十分カバーできると思います。マスクをしていても言葉遣いや姿勢、声のトーンや話すスピードにも気を配ることで患者さんに与える第一印象は随分変わります。さらに、今回の研修会では接遇のポイントのみならず、業務内容にも着目した具体例を提示してくださったので、より理解しやすかったです。
病院に来院される患者さんは体調が優れず、不安な気持ちで来られることが多いです。その不安な気持ちを少しでもほぐせるような接遇を提供するのが患者さんの安心感や、また来ようと思ってもらえる気持ちに繋がるのだと感じました。
今回の研修会で学んだことを活かし、ホスピタリティを感じていただける病院づくりに貢献していきたいと思います。