保険医協会の多彩な活動の一部をご紹介します。
詳細は「事業案内」(本号に同封)をご覧下さい。
Cもへろん
保険医協会活用のススメ(会員の声)
京都府保険医協会に入会しておいて本当によかった ! ! !
なかつかさ足立医院 中務克彦(西京)
令和の幕開けともに、桂駅近くで、内科、乳腺外科、皮膚科の総合クリニックを開業しました。保険医協会に入会したきっかけを率直に申しますと、前院長の義父より「保険医協会は入っておいた方が良いよ」とアドバイスされたことです。
開業して1年半になりますが、保険医協会に入会しておいて本当によかったと心底思っております。その理由を2点申し上げます。まずは何といっても、診療をしていく上で生じてくる疑問点を電話一本で即座に回答していただける点です。診療点数の本は分厚くて理解に苦しむ内容もありますが、それをわかりやすく教えていただけるので安心感につながります。
もう一つは、新規個別指導に関して対策をしていただける点です。開業してすぐの講義に始まり、半年後と新規個別指導前には医院に来ていただいて、レセプトチェックや問題点の抽出など一緒に対策をしていただけました。この事前の対策のお陰で、本番では心に余裕をもって臨むことができました。本当に感謝しております。今後とも末永くお世話になると思いますが何卒よろしくお願いいたします。
些細なことでも気軽に相談
親切な対応、頼りになる存在
たけむらクリニック 竹村俊樹(綴喜)
“075-212-8877”毎朝、診療前に電子カルテのキーボードに張ってあるこの番号に目が留まる。京都府保険医協会の電話番号である。私が開業したのは62歳。還暦を過ぎ、消化器内科医として体の動くうちにしておきたいことを考えた時、地元の地域医療に携わりたいという思いが強くなった。よし、思い切って開業! とリスク覚悟で一念発起。幸い数年前に開業していた年の近い友人が背中を押してくれた。ところが…である。勤務医として人並の知識は備えていたつもりだが、いざ開業となると何をどう準備してよいのかさっぱり分からない。保険医協会に開業資金の借り入れをはじめ、開業準備段階から大変お世話になった。そして様々な方面の助けを受けて、令和元年7月1日、念願の開業日を迎えた。
“開業鬱”という言葉があるらしい。勤務医と全く異なる職業に就いた感覚で、希望どころか不安に満ちた開業医生活が始まった。そして体力のない新米クリニックをコロナ禍が襲う。友人に「まるで“転職”したみたい」と漏らすと、「焦らず地道にやっていれば“天職”と思える日が必ず来る」と励まされた。レセプトの度に、保険請求内容が適切かどうかとても心配になる。その時、冒頭の番号に電話し相談する。多少の返戻・減点はあるものの、事務スタッフとともに毎回学習しながら修正を繰り返している。開業1年後には近畿厚生局による新規個別指導が行われる。カルテ記載や保険診療が適切に行われているか厳しくチェックされる。保険医協会の方にはクリニックまで出向いていただき、どのような点に留意すればよいか丁寧に指導してもらった。お陰でいくつかの改善点の指摘を受けたが、無事指導を終えることができた。これからも適切な保険診療を安心して行っていくために、保険医協会には何か事ある度にお世話になるつもりである。気軽に相談に乗ってもらえる誠にありがたい存在である。
困ったときはまずご連絡下さい
年間相談数約5,000件。保険請求の疑問、審査・指導の相談
診療報酬(保険点数)に関する疑問、減点・返戻理由、公費負担医療などに関する疑問、施設基準の管理と届出…。日常診療での会員・医療機関従業員からのご相談に事務局が真摯に対応しています。新規個別指導(新規開業医が必ず受ける行政指導)をはじめ指導の不安や疑問もご相談下さい。指導終了までしっかりサポートします。指導問題に精通した協会顧問弁護士の紹介もできます。
レセプトを点検します
レセプト(初回から数回分)を点検し、請求誤りや算定漏れなどを個別具体的にアドバイスします。毎月レセプト提出締切前に対応していますのでご相談下さい。新規開業時のみならず、現在のレセプトに不安や疑問がある会員(診療所)もご利用下さい。
税務・労務、法律問題の相談
確定申告や税務調査、従業員の雇用などの労務問題などもご相談下さい。ご要望に応じて、弁護士・税理士・社会保険労務士など専門家に無料で相談できます。セカンドオピニオンとしてもお気軽にご利用下さい。
日常診療に役立つ講習会
開催場所は保険医協会会議室
参加ご希望の方は京都府保険医協会までお申込み下さい。
新規開業時は必聴! 保険診療講習会
主に新規開業前後の医師・医療機関従業員を対象とした講習会を開催しています。保険診療を行っていく上で基本となる項目を取り揃えています。保険医協会オリジナルの資料も用意し、少人数でわかりやすく解説します。Zoomでの参加もできます。参加費は無料です。事前にお申込み下さい。ホームページから申込できます。
保険講習会A(偶数月開催)
①保険診療の基礎知識 ②レセプト審査対策
4月15日、6月17日、8月19日、10月21日 14時~16時 予定
保険講習会B(奇数月開催)
①医療法立入検査対策 ②新規個別指導対策
3月18日、5月19日、7月15日、9月16日 14時~16時 予定
保険講習会C(原則3カ月に1回開催)
在宅医療点数の基礎知識 ―在宅医療を始める前に―
3月17日、6月16日、9月15日 14時~16時 予定
保険講習会D(原則3カ月に1回開催)
①診療所で起きる医事紛争初期対応
②労災補償保険、自賠責保険の基礎知識
4月14日、7月29日、10月28日 14時~16時 予定
役立つ講習会は裏面にも
入会金 なし
月会費 会員 5,500円
〇 京大、府立医大の勤務医は4,500円。
〇 新規入会の際には、入会資料として、診療報酬点数表、税務対応資料などの協会各種出版物を進呈。
共済制度利用勤務医会員 3,500円
〇 開設・管理者を除く病院勤務医が対象。
〇 協会機関紙(京都保険医新聞)のみ送付。
〇 各種共済制度を利用できます。
研修医会員 免除
〇 協会機関紙(京都保険医新聞本紙)のみ送付。
〇 医師賠償責任保険を利用できます。
お問い合わせ
京都府保険医協会
TEL 075-212-8877 FAX 075-212-0707
E-mail info@hokeni.jp https://healthnet.jp
京都府保険医協会は国民医療・社会保障の充実、保険医の生活と権利を守ることを目的とした保険医の自主的な団体として1949年6月に設立されました。
京都府内の開業医と京都府内の医療機関に勤務する勤務医・研修医が会員です。
新しく医療機関に勤められた方の研修会
診療所対象
実践形式の講習を取り入れ、楽しく・わかりやすく・ためになると毎回好評いただいている研修です。医療機関の勤務経験が短い方を対象に、医療従事者に必要な「接遇」「医療安全」「保険基礎知識」の3分野の基礎をしっかり学んでいただけます。
1日目 5月13日(木)14時~16時
医院・診療所での接遇マナー研修(初級)
◇参加費:お一人1,000円 ※当日徴収
2日目 5月27日(木)14時~16時
①医事紛争から見た医療従事者としての心構え
②知っておきたい保険の基礎知識
◇参加費:無料
※定員はどちらも15人(1医療機関2人まで、先着順)
医療安全講習会
医療施設における転倒・転落の“今”をもう一度考える
保険医協会は医療事故が生じた時の備えとしての医師賠償責任保険の普及と、事故を未然に防ぐための啓発活動にも力を入れています。昨今、超高齢化社会により、転倒・転落に関する医療事故の増加が懸念されています。自院の医療安全対策の一助にぜひご参加下さい。本講習会はZoom開催の予定です。
5月22日(土)14時~16時
講 師 近畿大学病院安全管理部教授
近畿大学医学部血液・膠原病内科教授 辰巳陽一 氏
※以前に開催した講習会「どこまで責任を持てますか?―医療機関での転倒・転落―」のもようを協会ホームページで視聴できます。ぜひご覧下さい(期間限定)。
新規開業を考える方のための講習会
開業を考える医師とご家族を対象に、開業に向けたノウハウを詳しく・わかりやすく解説する講習会を開催します。講師は数多くの開業支援を手掛けており、成功する開業の秘訣とコロナ禍で新たに求められる実践的な対策をお伝えします。開業を経験した医師からのアドバイスも必聴です。
5月23日(日) 10時~12時30分
新型コロナでここが変わった“新規開業”と“開業後の運営”
廣井増生税理士事務所 所長 廣井増生 氏
先輩開業医からのアドバイス
医療法人たなか医院 院長 田中 慎一郎 氏
地区医師会への入会手続き、保険医協会の共済制度の活用[解説]など
個別相談
◇参加費 京都府保険医協会会員:無料 非会員:5,500円
※当日入会可
※個別相談ご希望の場合は、申込時にその旨をお知らせ下さい。
参加者に進呈
医療機関をコロナ禍から守る活動
医療体制の充実、支援求める
報道ステーション(20年3月3日)
2020年2月、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う会員医療機関への調査でマスク等の医療資材の不足が明らかになったことを受けて、京都府へ緊急要請。全国メディアが報道したことで社会問題化し、府が備蓄マスクを放出、国も追随しました。その後も感染状況や医療提供体制の状況に応じて、国や京都府へ改善要望を続けています。府もこれに応じるように、一部改善を実現しています。
診療報酬や支援金に関する最新情報をお届け
医療機関が漏れなく正しく請求・申請できるよう「診療報酬の臨時的取扱い」や医療機関への支援金や慰労金の最新情報をいち早く、わかりやすくお届け。協会ホームページ、メールマガジン(Web保険医通信)、FAXNET、『グリーンペーパー』(毎月25日発行)、京都保険医新聞(毎月10日・25日発行)をご活用下さい。
院内感染対策への啓発活動
医療安全の視点から「院内感染対策と損害賠償責任」をテーマにWeb講演会を開催。「院内感染対策」の講演のもようは協会ホームページで視聴できます。自院の感染対策にお役立て下さい(期間限定)。
ドクターライフをサポートする共済制度
医師賠償責任保険や休業補償制度などもご用意しています。
保険医年金
4月1日より受付開始(~6月25日まで)
※本紙3月25日号にパンフレットを同封します。
低金利時代の中で高い利率と生保6社による安定運営・リスク分散。老後資金のみならず、住宅資金や学資などまとまった資金が必要な時に一時金として受け取れます。受取時(一時所得)は利息部分のみに課税され、50万円までは税金がかかりません。
◆予定利率1.259%+配当0.079%⇒1.338%
(2019年度実績)
(2021年1月1日現在)
(最低保証利率)
① 掛金の分かりやすさ
月 払:1口1万円で30口30万円まで
一時払:1口50万円で初回加入時40口2,000万円(既加入者は20口1,000万円)まで
② 自在性
掛金払込の一時中断(掛金の全部または一部)、再開が可能
中途脱退後に再加入も可能(満74歳まで)
他府県への異動時も継続可能
③多様な受取方法 年金[4通り]または 一時金
加入時に受取方法を決める必要はなく、受取は加入後いつでも可能(加入5年未満での受取は一時金のみ)※万一の場合はご遺族が全額を受取
グループ(生命)保険
手頃な掛金で最高 6,000万円の保障(死亡・高度障害)
保険金は500~6,000万円から選択(年齢により加入できる保険金額は異なります)。
加入は簡単、健康状態等の告知書のみ
保険年齢70歳まで加入可能(75歳まで継続加入可能)
配偶者(3,000万円まで)やお子様(3~22歳・400万円まで)も加入可能
余剰金が生じた場合は1年ごとに配当金
保険料がさらに割安になります!
配当率 17.29%(2019年度・年間保険料に対する割合)
◆毎月10日までの加入申込で、翌々月1日加入
6,000万円保障の月額保険料(会員本人・65歳以下)
男性 女性
~35歳 5,100円 3,180円
36~40歳 6,600円 5,520円
41~45歳 9,060円 6,840円
46~50歳 13,080円 9,780円
51~55歳 19,200円 13,320円
56~60歳 27,840円 16,980円
61~65歳 42,780円 22,620円
※6,000万円保障の加入は65歳まで。
斡旋融資制度 [京都銀行提携] 低利と使いやすさが魅力!
医療機関の設備・運転資金をはじめ、お子様の教育資金、住宅や車の購入などにご利用できます。新規開業資金・運転資金の斡旋手数料は無料。医業経営を全面的にバックアップします!(5月委員会決定分まで)
利率は2021年3月1日現在
◆ 新規開業資金 利率 0.3%(1億円限度:20年)
◆ 設備資金(1億3,000万円限度:20年)
◆ 運転資金(1,000万円限度:5年・3年・1年)利率 0.6%(斡旋手数料要)
下記①②は1,000万円まで無担保(斡旋手数料要)
①子弟教育資金 利率 0.6%(開業医3,000万円、勤務医2,000万円限度:10年)
②自由ローン[使途自由] 変動金利 0.6%(5,000万円限度:10年)
◆ 住宅ローン 変動金利 0.55% 固定金利 0.8%(10年固定)