小児抗菌薬適正使用支援加算について
Q、小児科外来診療料を算定している患者について、インフルエンザを疑い、抗原定性検査(キット検査)を実施したが、陰性だった。抗菌薬を使用せず、小児抗菌薬適正使用支援加算を算定したが、減点されてしまった。レセプト「病名」欄で急性上気道炎と付け、インフルエンザの疑い病名は中止の転帰を記載しているのに、なぜ減点されたのか。
A、小児抗菌薬適正使用支援加算の算定留意事項通知に「インフルエンザウイルス感染の患者又はインフルエンザウイルス感染の疑われる患者については、算定できない」と記載されています。これを根拠に減点したものと思われますが、中止と転帰して「疑い」を否定しているため、減点は不合理のように思われます。全国保険医団体連合会(保団連)はこの取扱いについて不合理である旨訴えて改善を要請しましたが、いまだ改善されていません。引き続き改善を要請していきたいと考えています。