医院・診療所での接遇マナー研修会(初級)を7月17日に開催した。参加者は34人で、毎回好評をいただいている。今回は講師に㈱JAPAN・SIQ協会・川﨑ゆかり氏をお招きして、実践的な講習を行った。
はじめに、接遇マナーの基本として、接客と接遇の違い、第一印象の重要性等の理解を深めた。接客はマニュアル、接遇はおもてなしで、第一印象は、あいさつ、表情、身だしなみ、態度、声(言葉遣い)の五つのポイントが重要。2~4人のグループに分かれ、さまざまなあいさつや声掛けなどを実習し、アイコンタクトの重要性も実感した。言葉遣いでは、「申し訳ございませんが」「恐れ入りますが」「かしこまりました」等のクッション言葉の活用を学んだ。言葉の質を上げ、肯定形や依頼形で会話することを心がけることで、耳から入ってくる印象を好印象にすることができ、患者さんとのとっさの会話にも役立てられるよう普段から心がけたい。コミュニケーションとは単なる情報伝達でなく、相手の気持ちを汲み取ることで、専門職として、言葉、態度、表情の重要性を学んだ。
最後に川﨑氏は、「2時間という限られた時間の中で、視覚・聴覚から受ける印象を良くして、人的サービスに接遇という思いを乗せて表現することで、医院や診療所のイメージアップが図れる。評判をあげることに繋がるということを目的に研修をしていただいた。学び取ったことを一つでも実践に生かしてほしい。本日参加できなかったスタッフに繋げてほしい」と結んだ。
終了後のアンケートには、参考になった、実践的で楽しく学べた等の意見が多数寄せられた。
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11月14日に医院・診療所での接遇マナー研修会(中級)を開催する予定です。ご参加お待ちしています。
また、医療機関オリジナルの接遇研修の講師派遣を承ります。医療機関で活躍していただける従業員の育成や接遇力向上の一助にご活用下さい。