協会は、8回目となるワイン講座を2月24日に開催。参加者は24人となった。テーマをイタリアワインに絞り、解説を聞きながらのテイスティングを楽しんだ。ワインをしっかり学習した後はフレンチに舌鼓を打つ、楽しい会となった。
ドイツや日本のワイン要望する声も
上田 和茂(東山)
以前から保険医協会主催で開催されていることは知っていたものの、なんとなく気後れしてなかなか参加できなかったワイン講座に初めて参加させていただきました。
通算8回目を数えるこの講座の今回のテーマは「イタリア銘醸ワインを楽しむ」で、初回から会員の山本博氏(左京)がワイン選びから当日の講師までを務められているとのことでした。山本氏は以前から存じあげていたものの、これほどワインに造詣が深いとは知らず、感銘を受けました。前半は解説を拝聴しながらのテイステイング、後半は参加者が講師に自由に質問をしながらの食事という構成でした。
テイステイングでは、参加者それぞれの前に1から8までの番号が印字された紙が配布され、スライドを使った説明とともに、順番にワインのグラスが置かれていき、香りや味の違いを楽しみました。慣れない私はグラスが運ばれてくるとすぐに飲み干さないといけないと思い、やや焦って飲んでしまいましたが、ゆっくりと、場合によっては後半の食事の時間に味わってもよいことを知り、じっくり味わえばよかったと少し残念な思いをしました。
イタリアワインはフランスにつぐ日本の輸入ワインであり、イタリアのワイン法で規定されているワインの品質保証の一つをDOCといい、上からDOCG、DOC、IGT、VdTと四つのランクに分けられ、ピエモンテとトスカーナが二大産地であることを教えていただきました。今回は山本氏が厳選したピエモンテの白1種、赤2種、ロンバルディアの白1種、トスカーナの白1種、赤2種、カンパーニャの白1種を味わいました。
山本氏によると、ワイン通になる早道は有名なロマネ・コンティなど、ワインの“頂上”から攻めることであるとのことでしたが、なかなか初心者には敷居が高いなと思ってしまいました。
次回はドイツや日本のワインも取り上げてほしいとの声もあがり、また参加できることを楽しみに散会となりました。