科別必要医師数、外来医師多数区域も示す
2月18日に開催された厚生労働省の第28回医師需給分科会に、この間検討されてきた医師偏在指標に基づく都道府県・二次医療圏の順位が示された(左図)。京都府の医師偏在指標は第2位で、医師多数区域(上位33・3%)とされた。一方、二次医療圏別では京都・乙訓が第10位で医師多数区域に該当。中丹が114位、山城北136位、山城南152位、南丹162位と、多数・少数いずれにも該当せず。丹後は252位で少数区域(下位33・3%)とされた。
また、同日の会合には診療科偏在是正のため、DPCを用いて作成した「必要医師数の見通し」も示された。これによると2036年に内科医は1万4189人不足するのに対し、皮膚科1414人、精神科1688人等、過剰とされた。
さらに診療所医師の偏在是正のための〈外来医師偏在指標〉の順位も公表され、京都・乙訓医療圏が全国順位6位で外来医師多数区域に該当するとされた。
(詳報は次号以降、政策解説に掲載予定)
2月18日に示された医師偏在指標
順位 都道府県 医師偏在指標
全国 238.3
多数区域 1位 東京都 329.0
2位 京都府 314.9
3位 福岡県 300.5
4位 沖縄県 279.3
5位 岡山県 278.8
6位 大阪府 274.4
7位 石川県 270.4
8位 徳島県 265.9
9位 長崎県 259.4
10位 和歌山県 257.2
11位 鳥取県 255.0
12位 高知県 254.3
13位 佐賀県 251.3
14位 熊本県 248.5
15位 香川県 247.8
16位 滋賀県 243.5
17位 兵庫県 243.0
18位 奈良県 241.1
19位 広島県 240.4
20位 大分県 238.0
21位 島根県 235.9
22位 宮城県 232.7
23位 神奈川県 231.8
24位 愛媛県 231.0
25位 福井県 230.9
26位 鹿児島県 229.8
27位 愛知県 225.3
28位 北海道 222.0
29位 栃木県 216.7
30位 山梨県 216.4
31位 富山県 216.2
少数区域 32位 宮崎県 210.6
33位 山口県 210.3
34位 三重県 208.8
35位 群馬県 208.2
36位 岐阜県 204.7
37位 千葉県 200.5
38位 長野県 199.6
39位 静岡県 191.1
40位 山形県 189.4
41位 秋田県 180.6
42位 茨城県 179.3
43位 埼玉県 178.7
44位 福島県 177.4
45位 青森県 172.1
46位 新潟県 169.8
47位 岩手県 169.3