マニュアル通りの接客からおもてなしの接遇へ  PDF

初級・接遇マナー研修会を開催

 協会は“初級コース”医院・診療所での接遇マナー研修会を9月27日に開催、11医療機関15人が参加した。(株)JAPAN・SIQ協会の谷洋子氏を講師に、接遇マナーの基本を講義で学んだ後、患者視点で接遇マナーを評価し合う「接遇マナーコンテスト」等のグループワークを交えながら研修した。協賛は有限会社アミス。以下に参加記を掲載する。

患者さんに寄り添う
医療従事者になるために
まなべ内科クリニック 田中景子(山科)

 私は、過日開催されました「医院・診療所での接遇マナー研修会」に初めて参加させていただきました。
 研修会は、まず「接客と接遇との違いは何か?」から始まりました。接客とは、規定されたマニュアルに沿い相手に接することで、接遇とは、相手にどのように接すれば良いかを自ら考え、そして、その思いを相手に伝えること、いわゆる「おもてなしの心」です。
 医療事務従事者としてのサービスには、主に技術的サービス、人的サービスがあります。技術的サービスが必然であることは言うまでもありませんが、それ以上に大切なものは人的サービスです。例えば、あいさつ、表情、身だしなみ、態度、声色や言葉遣い等です。
 クリニックに来院された患者さんのお顔を見ながら、笑顔であいさつをし、笑顔で会話をすることにより、患者さんは安心し、癒されるのではないでしょうか。患者さんは私達の接遇に大きな期待をされ、常に私達の接遇を見ていらっしゃいます。患者さんにレベルの高い人的サービスを確実に、かつ平等に提供することが医療事務従事者としての責務だと考えます。
 私は、患者さんに対する「無意識的な接遇」を卒業し、「意識的な接遇」を常に心掛けて、医療事務に従事するよう決意しました。医療事務に従事する者の心構えとして、大切なことを学ぶことができ、またこれからの自分に大きな自信をも与えてくれました。これからは今まで以上に患者さん一人ひとりに寄り添い、一人でも多くの患者さんに「このクリニックを選んで良かった」と思っていただけるような、レベルの高い接遇を提供していこうと思います。

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