台風21号で起こった関西国際空港のタンカー接触による連絡橋損傷と、続いて起こった北海道胆振東部地震は、余りにも被害が大き過ぎた。今後さらに経済的にも大きな損失が予測される。中でも何故北海道全域の停電に至ったのか。一つの火力発電所の需要と供給のアンバランスが生じ、他の火力発電所を全て止めてしまったと報じられる。復旧に水力発電からの電力供給からスタートとも聞く。本当だろうか。何か見直すことはあるはず。今の危機管理能力では、同じことが本州等でも発生する可能性が高い▼内憂はパワハラ事件もその一つ。日大のアメフトにはじまり、アマチュアボクシング、体操と続く。外患の台風や地震は、相手が自然だから異議を申し立てることもできないが、目に見えるものはそれなりに対処ができるはず。20歳の青年や18歳の少女がテレビで堂々とパワハラの実態を訴えた勇気に驚き、大人のひとりとして大変恥ずかしく思う▼日本が先進国最悪の財政状態で苦しむ中、医療費の自然増に苦闘している現状に対し、外国人がビザを使い高額療養費を爆使いしている状況をなぜもっと広く知らせないのか。厚労省も問題視し、実態把握に向けた全国調査を始めた。国保の適正運営につなげるとしているが、わが国の内憂外患が絶えない。(名)
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