協会の要望書は、地域の医療者が病院であれ、開業医であれ、自分たちが地域において果たしたい役割についての初心があり、自らの経験と技術に対する自負の念を抱いている。しかし、その思いが、今回の通知や法案によって、地域医療構想の定めた必要病床数や医師偏在指標に基づく必要医師数に左右され、否定されかねないことに危惧を覚えている。医師の思いを大切に施策を進めるよう求めた。また、現在進められている政策は財務省、内閣府主導により財政再建最優先で進められており、憲法の社会保障理念との矛盾がある。医療費抑制政策をあらため、この国に暮らす全ての人々に対し、必要な医療を必要なだけ保障する立場で、政策を検討するよう求めた。
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