被災地支援物産展のご協力をありがとうございます  PDF

まだまだ協力医療機関、募集中!

 協会が開催支援している被災地支援物産展が、今年もこの3月、医誠会診療所(乙訓)、伊勢村医院(宇治久世)、洛西ニュータウン病院(西京)の3医療機関で取り組まれた。(この3医療機関以外で支援活動開始以来ご協力いただいた医療機関は、東山診療所(東山)、亀岡シミズ病院(亀岡)、宇治徳洲会病院(宇治久世)、民医連中央病院(中西)、太子道診療所(中西))。

 物産展は、岩手県宮古市の「復興支援企業・かけあしの会」によるもので医療機関はその販売会場を提供してくださっている。会場には、各医療機関とも患者さん、職員をはじめ近隣住民の方々も口コミで多数来訪。かけあしの会メンバーと「どこから来られたの?」「震災から7年経ったけど、復興の進み具合はどう?」「こんなことしかできないけど、少しでも支援につながるなら」といった会話を交わしつつ、関西ではあまり見かけない東北の品々を手に取っていた。
 会場を提供した医療機関では、勤務医師をはじめ職員が休憩時間に交代で会場を訪れ、かけあしの会メンバーや職員同士の会話を楽しみながら買い物を楽しんでおられた。
 そんな中、「かけあしの会」の菅原則夫代表は、伊勢村医院のデイサロンを見学。会を起こすまでの心情を吐露して、「震災当時はいわて生協勤務で、全国の生協の協力もあって被災者への物資援助は行えた。しかし、いきなり独りになってしまった人、仕事を失った人など、明日の見通しが立たない状況で、自死してしまう仲間を多く出してしまった。そうした人たちに寄り添う支援ができていなかったことが、今はなにより悔しい」と語った。今後は伊勢村医院のサロンのような、地域に根差したコミュニティの再建と、地域への安定した仕事の提供のための活動を続けていきたいと述べた。

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