毎回好評 病院幹部向け医療政策セミナー開く  PDF

 協会は「医療政策セミナー」を3月19日、協会会議室で開催。61人が参加した。本セミナーは、病院幹部職員向けに開催するもので、今回は2018年度入院料の改定、保健医療計画と地域医療構想との関係性をテーマに取り上げた。
 18年度入院料改定については、一般病棟入院基本料、療養病棟入院基本料、回復期リハビリテーション病棟入院料、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料の再編を中心に改定内容を紹介。特に変更の大きかった一般病棟における重症度、医療・看護必要度の考え方や届出方法、療養病棟の褥瘡対策加算の評価方法と算定手順等について解説した。
 保健医療計画と地域医療構想との関係性については、策定されたばかりの18年度から6カ年の府保健医療計画を紹介。国が医療計画を土台に、新たな医療提供体制政策の展開を目指し、地域医療構想の進め方を通知。今後、医療法・医師法の改定も予定されており、医師・医業に対する「規制」的手法が包含されていると指摘。政策の背景にあるのは医療費の地域差縮減である等と解説した。
 協会では今後も適宜、さまざまなテーマで当セミナーを開催する。毎回多くの申し込みをいただき、参加をお断りした方にはお詫び申し上げたい。開催の案内は病院幹部向けに直接行うので、今後もぜひご参加いただきたい。

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