文化企画 サロンコンサートとワイン講座  PDF

優雅な文化に触れて

 協会はサロンコンサートとワイン講座を同日の2月25日に開催。サロンコンサートには16人、ワイン講座には23人の参加があった。以下、参加記を掲載する。

ホルンと弦楽アンサンブルで名曲を楽しむ
井本 雅美(右京)

 2月25日の午後、協会のルームにて京響メンバーによるサロンコンサートが行われました。毎年1回行われるこのコンサートも今年で10回目、今回は京都市交響楽団ホルン主席の垣本昌芳さんと弦楽アンサンブルのみなさん(ヴァイオリンの中野志麻さん、山本美帆さん、ビオラの金本洋子さん、チェロの城甲実子さん)による演奏を楽しみました。
 思い返しますと、第1回目のサロンコンサートは2009年の2月にカフェレストラン赤マンマで開催され、「京響メンバーによる木管合奏を楽しむ」というテーマでした。そしてその時に出演されていた垣本さんのホルンを聴いて、それまであまり注目していなかったホルンの魅力にとりつかれたのです。それほどその時の演奏が印象深かったということです。そして今回再び垣本さん登場ということで、発表された時から心待ちに当日を迎えました。
 プログラムは ①モーツァルト「ホルンコンチェルト第1番ニ長調より 第1楽章」②ブラームス「ハンガリー舞曲 第6番」③ファリア「スペイン舞曲」④モーツァルト「弦楽四重奏曲第17番『狩』より」⑤モーツァルト「ホルン五重奏曲 変ホ長調」、金本さんによる曲目の解説、垣本さんによる楽器紹介などを挟みながらすぐ目の前より心地よく響く音楽…至福の時間でした。
 ホルンは音を出すのが難しい楽器ですが、楽器そのものは少しずつ改善され、昔より演奏しやすくなっているそうです。とはいってもギネスブックに「一番難しい金管楽器」と認定されている楽器、そんな楽器を軽やかに操り、金管楽器でありながら木管楽器のような柔らかい音色をかくも美しく奏でる垣本さんの演奏に、益々ホルンが好きになりました。
 演奏後には珈琲とケーキをいただきながら演奏者の方々と直接お話する時間もあり、とても充実したコンサートでした。来年も楽しみにしています。

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