現時点で、福島第一原発事故と小児甲状腺がんなどの健康被害の因果関係は解明されていません。しかし、福島県民健康調査では17年6月時点で150人にものぼる子どもたちに甲状腺がんが出ています。
被災者の多くの方が子どもの健康に不安を抱き、故郷を離れても健診を受けさせたいと考えています。それは、福島の近接地域の方、ホットスポットと言われた地域の方も同じです。個々人の健康を守るという観点からも、今後、事故との因果関係を解明するという観点からも健診活動が大変重要です。
協会は、京都民医連らと結成した避難者健診実行委員会で、健診活動とともに国に対し幅広い健診保障を求める署名を展開することになりました。提出は5月に京都府へ行う予定です。本紙3018号にて署名用紙をお届けしましたので、会員各位のご協力をお願いします。
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