協会は、11月27日に環境ハイキングを開催。比良連峰直下の琵琶湖岸をのんびりと歩いた。参加者は21人。以下に参加記を掲載する。
冬日和の湖畔を楽しむ
石田 亜喜(医療法人末廣耳鼻咽喉科医院)
数日前まで心配していた天気も、ハイキングにいい感じとなりました。
湖西線の志賀駅を降りたのは、私達のグループぐらい。駅からすぐ近くの松の浦は、名前どおり、松林が続く。夏は水遊びで賑わう浜もオフシーズンで静かなものです。松ぼっくりを拾いながら歩きました。
湖岸の道路を、左手に紅葉した比良山系、右手に琵琶湖、湖に浮かぶ沖島(日本で唯一の淡水湖にある有人島)、遠くは伊吹山を見ながら、北へと歩いて行きました。
舗装された道路を離れ、砂浜を歩くことに。アップダウンは少ないとはいえ、体力は使います。小さなヨシ原をかき分けたり、いくつもの小川を飛び越えたり、落ちていた板で橋をつくって渡ったりの、ちょっとした「冒険」もありました。
途中、横倒しになった松が何本もありました。10月の台風で倒れたようで、いまだにほったらかし。台風の猛威を感じました。
ボタンを押すと「琵琶湖周航の歌」が流れる碑があったり、古くからの集落、別荘地、キャンプ場や水泳場をいくつも越えて歩きましたが、ほとんど人に出会わず。時折、釣り人が浜にいるぐらいで、静かな静かな湖岸でした。
近江舞子の雄松崎付近で昼食をとり、道端に自生する柿を見つけたりしながら歩くうちに、ゴールの北小松に到着。まだ歩き足りない人は、さらに北へ。
岩除け地蔵、湖上に立つ鳥居で有名な白髭神社、鵜川の石仏群、琵琶湖の内湖で公園となっている乙女ヶ池、織田氏ゆかりの大溝城跡を経て、高島の町まで歩きました (その後、おいしい地酒を求めて、さらに歩いたとか) 。
車や電車でサッと通りすぎる湖畔を歩いてみるのも何か発見があるかもしれません。楽しいですよ。