在宅医療支える病診連携を模索  PDF

――京都府が13年に「地域における主な課題と対策―地域保健医療協議会における検討―」をまとめていて、南丹医療圏での京都府地域包括ケア構想における医療圏ごとの現状・課題・解決方向では、在宅医療の充実に向けて病院看護師に対する訪問看護(在宅医療)への誘導と記載されています。
 辰巳 訪問看護ステーションを開設し、少しでも在宅医療に貢献できるようにと考えていますが、当院としてはそれが限界で、病棟の看護師も不足している状況です。
 在宅医療について京都市の地区医師会会長と話す機会があったのですが、京都市においても在宅医療が課題と話されていて驚きました。やはり、かかりつけ医は24時間体制で患者さんを診なければならないということが大きな負担になっているようです。船井医師会や亀岡市医師会で在宅医療に力を注いでいる医師も、夜中などの患者さんの急変時などが負担になっていて数人でチームを組んでおられるようです。そこに当院がどうかかわれるか。地域医療構想の根幹は在宅医療をどう支えるかだと思いますので、病診連携でどういった体制を構築すべきか話し合いを重ねる必要があると考えています。

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