リハビリテーション点数に関する要望では、算定上限日数の緩和、対象疾患の拡大、維持期リハ打ち切り中止や廃用症候群リハで必要とされている書類の簡素化を訴えた。厚労省は、「回復期リハ病棟を退院した患者について、しばらくの間は医療保険のリハができるようにする方向はありえる。画一的でなく、例外的取り扱いも検討の余地があるという議論もされている」と回答した。
次に、回復期リハ病棟におけるアウトカム評価について、「回復期リハ病棟を持つ病院間で、有利な指標の出そうな患者の取り合いになっている」ことを指摘、廃止を求めた。これに対して厚労省は「アウトカム評価は必要であり、廃止はできないが、ご懸念の部分はしっかり見ていく必要がある」と回答した。
最後に、介護保険のリハビリについて議論となり、協会から「介護保険のリハビリに関して、制度を緩和する話があるのか」と質問したところ、厚労省は「介護の受け皿を増やすように考えたい。移行に関する手間も、スムーズになるように検討したい」と回答した。
協会では、中医協、介護給付費分科会の動向を注視し、必要があれば重ねて改善要請を行っていきたい。
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