この連合政権論には、民進党内からの反対が根強い。全く性格の異なる政党が連合政権を組むことはありえないという。反対論者は、党のアイデンティティ=党の終着駅の打ち出しと連立は相反するものととらえている。しかし、終着点が違っても途中駅まで方向が一致していれば、共同はできるし、しなければそれぞれの目標も達成はできない。これはヨーロッパの経験に学ぶべきだ。政権共同は政治実現の力を確保するためのものである。まずは安倍改憲阻止の広範な共同の立ちあげを急ぐこと。その共同に参加する中で民進党も共産党も変わる。
次の総選挙は、国民世論の動向から見て、安倍政治に代わる政治が正面から問われる公算が高い。福祉と憲法実現の野党連合政権構想を掲げて、野党連合で闘えるかが勝負だ。
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