医療現場の情報共有を  PDF

倉林明子参院議員と懇談

 協会は8月3日、厚生労働委員を務める倉林明子議員(参・共)と懇談。当面する医療制度問題として、地域医療構想と在宅需要増加、医師不足・医師偏在等を紹介し意見交換した他、18年度医療・介護同時改定に向けた取り組みについて協力を求めた。
 今回の懇談は、倉林議員からの申し出により実現。倉林議員は、18年度を社会保障の仕組みが大掛かりに変更される節目の年と捉え、秋に控える臨時国会に向け、医療等の現場のリアルな情報を共有したい、と懇談への意気込みを語った。
 協会は上記の他、京都市中心部での粗悪なサービス付き高齢者向け住宅の増加、外国人受診に伴う未収金の増加、消費税の増税分がきちんと社会保障財源に回されていないこと等についても指摘。倉林議員は、財源については取れるところから取る必要があるとしながら、賃金が上がらないと消費や税収も伸びない。医療や介護の政策において、自治体間で給付抑制を競わせる仕組み等、憲法の生存権との間で矛盾が生じているとし、改善の必要性があるとの見解を示した。
 懇談の最後には、今後も情報交換や連携していくことを確認した。

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