日本医療安全調査機構は9月9日、医療事故調査制度の8月状況を公表した。
8月の医療事故報告受付件数は39件(全件病院)で、診療科別の内訳は、外科8件、内科・消化器科各6件、心臓血管外科3件、循環器内科・産婦人科・脳神経外科・小児科各2件、整形外科1件、その他7件で、累計356件となった。医療機関による院内調査結果報告は27件あり、累計139件となった。
相談件数は154件(累計1674件)で、相談者の内訳は医療機関81件、遺族等57件、その他・不明16件であった。相談内容による集計では182件(複数計上)あり、「医療事故報告の判断」に関する相談57件、「手続き」に関する相談42件、「院内調査」に関する相談39件、「センター調査」に関する相談8件、「再発防止」に関する相談1件、その他35件であった。
遺族によるセンター調査依頼が1件あり、累計10件となった。今回初めて、センター調査の進捗状況が次のように報告された。院内調査結果報告書の「検証中」8事例、同「検証準備作業中」1事例、医療機関における院内調査の終了待ち1事例。
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