75歳以上の独り暮らし世帯が1.73倍に/2035年の将来推計  PDF

75歳以上の独り暮らし世帯が1.73倍に/2035年の将来推計

 国立社会保障・人口問題研究所は4月11日、2010年の国勢調査に基づく「日本の世帯数の将来推計(都道府県別)」を公表した。推計期間は10−35年で、5年間ごとの推移をまとめた。日本全体の世帯数は20年から減少に転じ、35年までに沖縄以外の46都道府県で減少する見通しとなった。一方、全国で75歳以上の独り暮らし世帯(単独世帯)は増え続け、35年は10年比で約1.73倍になると推計した。

 10〜35年の間で75歳以上単独世帯の増加率が高かったのは、埼玉(2.35倍)、千葉(2.19倍)、神奈川(2.10倍)、沖縄(2.09倍)の4県だった。

●世帯主が75歳以上、全世帯の23.7%に
 世帯主が75歳以上の世帯は、35年には全世帯の23.7%へ増加(10年比9.6ポイント増)。都道府県別では、秋田(32.9%)、鹿児島(30.5%)など45道府県で20%以上となった。

 世帯主が75歳以上の夫婦のみ世帯は35年までに1.56倍の増加。全都道府県で増加し、増加率は沖縄(2.11倍)、栃木(1.97倍)、茨城(1.92倍)などが高かった。(4/14MEDIFAXより)

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