75歳以上の区分なくす/高齢者医療制度で長妻厚労相
後期高齢者医療制度の廃止後に創設する新たな制度について、長妻昭厚生労働相は11月18日の衆院厚生労働委員会で「75歳以上の区切りで保険を決めるのではなく、できる限り広く薄く負担していただく」と述べ、年齢で線引きをしない制度設計を目指すとした。阿部俊子氏(自民)の質問に答えた。
長妻厚労相は新たな制度設計を検討するため、省内に設置した「高齢者医療制度改革会議」で議論する論点について、「多くの方々に負担していただく考え方を議論してもらおうと思う」と述べた。制度設計の進め方については、まず「後期高齢者診療料」など75歳以上だけに適用している診療報酬項目を廃止した上で、保険制度として75歳以上の区分をなくすとした。(11/19MEDIFAXより)