3.16%超えるプラス改定必要/診療報酬改定で足立政務官
厚生労働省の足立信也政務官は11月3日、東京都内で講演し、2010年度診療報酬改定について「マイナス3.16%を超えるぐらいのアップがないと絶対に無理だ」と述べ、06年度のマイナス幅と同程度以上のプラス幅を求めていく考えを示した。点数を重点配分する分野は、度重なるマイナス改定で経営が厳しい急性期病院が中心になるとした。
足立政務官は「06年度のマイナス3.16という“小泉ショック”以降、どの病院も経営が厳しくなった。もとをただせば02年度のマイナス2.7からおかしくなっている」と述べた。10年度改定で重点配分する分野については「出血状態にある病院、急性期病院、勤務医に手厚くしなければ政権を取った意味がない」と述べ、病院医療に手厚く配分する方針をあらためて示した。(11/5MEDIFAXより)