3交代勤務の看護職員、2割が「月9日以上夜勤」/医労連が調査
日本医療労働組合連合会(医労連)が11月12日に公表した「2009年度夜勤実態調査結果」の中間報告によると、3交代制勤務の看護職員の約2割が「月9日以上の夜勤」を行っていた。夜勤形態別では、約2割の病棟が2交代勤務を行い、うち7割が16時間以上の長時間夜勤を行っていることも分かった。医労連は会見で「長時間夜勤は患者の安全や看護職員の健康に影響を及ぼす」と指摘し、1回の夜勤時間の上限規制や、一定の勤務間隔(12時間以上)の確保など、夜勤体制の改善が必要とした。
調査結果を受け、医労連は「休みが取りやすいという理由で2交代勤務を導入する病院は多いが、30代−40代の看護職員にとっては長時間夜勤は困難。(夜勤時間が長い)2交代勤務よりも、勤務間隔を十分確保した3交代勤務を基本とすべきだ」とした。(11/13MEDIFAXより)