2200億円「撤廃で最後まで戦う」/舛添厚労相
舛添要一厚生労働相は6月9日の参院厚生労働委員会で、社会保障費を毎年2200億円削減する方針について「国民の感覚からみても、介護や医療、年金の苦しい状況からみても、国民の幸せにマイナスだと思っている」と述べた上で、「(220
0億円は)撤廃すべきという方向で最後まで戦う姿勢を示したい」と強調した。下田敦子氏(民主)の質問に答えた。
舛添厚労相は、社会保障費の削減方針は「限界にきている」との認識をあらためて示した上で、「(2200億円削減の)つじつまを合わせるために汗水をかくぐらいなら、社会保障制度を充実するために厚生労働省全員が汗水をかくべき」と述べ、会計上の数字合わせに苦労するのではなく、社会保障の機能強化のために尽力するのが厚労省の本来の姿だと訴えた。(6/10MEDIFAXより)