2009年上半期で療養病床2500床減/医療施設動態調査  PDF

2009年上半期で療養病床2500床減/医療施設動態調査

 2009年上半期の半年間で病院の療養病床が約2500床、一般病床が約1500床それぞれ減少したことが、厚生労働省が9月10日に発表した6月末現在の医療施設動態調査(概数)で分かった。病院の病床総数は160万4443床で昨年末と比べ5255床減少していた。

 病床種別では一般病床90万6928床(昨年末比1452床減)、療養病床33万7993床(同2503床減)、精神病床34万8658床(同922床減)など。一般診療所の病床数は14万4342床(同3088床減)、このうち療養病床は1万6836床(同629床減)だった。

●病院は8749施設/08年末から41施設減

 病院数は8749施設で08年末より41施設減った。開設者別では、地方独立行政法人が30施設で8施設増、医療法人は5711施設で1施設増だったが、都道府県は257施設で13施設減、市町村は715施設で12施設減など、公立病院の減少が目立った。個人も464施設で20施設減っていた。

●診療所は9万9764施設/08年末から82施設増

 診療所数は9万9764施設で82施設増えた。ただ、有床診療所は1万1342施設で279施設減。このうち療養病床のある診療所は1652施設で61施設減少していた。2008年度、1000万円以上の高額レセプトは134件/健保連

 健保連は9月11日、2008年度に実施した「高額医療給付に関する交付金交付事業」に申請された事案のうち、1カ月の医療費が1000万円以上だったものが134件で、前年度より6件減少したことを明らかにした。

 08年度の高額レセプトのうち最高額は、血友病の患者で月額医療費は2841万6300円。2位、3位も血友病患者が占め、月額医療費はそれぞれ2298万8970円、2123万1110円だった。(9/14MEDIFAXより)

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