10月29日までの届け出で11月支払いに対応/オンライン義務化
2009年4月以降にレセプトオンライン請求が義務化された病院の猶予期限について、社会保険診療報酬支払基金は9月28日の定例会見で、10月29日までにオンライン請求への移行を届け出れば、診療報酬の11月の支払いに応じる考えを明らかにした。
厚生労働省は5月8日付の通知で、09年度に義務化された病院の猶予期限について「半年以内を目途に設定することを予定する」とし、設定された期限以降もオンライン請求をしない場合は「原則通り診療報酬は支払われないことになる」との方針を示していた。
通知の「半年以内」に従えば、9月までに届け出をしなかった病院は診療報酬が支払われないことになる。オンライン請求の届け出は原則、毎月20日までとされているが、9月は連休のため24日に締め切られた。本来なら、24日までに届け出のなかった病院は2カ月後の11月の支払いが受けられなくなる。しかし支払基金は会見で、25日以降でも届け出があれば11月の支払いに応じられるように準備していると説明。10月29日までの届け出でも対応可能とした。
また、支払基金は会見で、09年4月から義務化された病院のうち、猶予対象となっている病院の9月請求分の準備状況を公表した。16日時点で544病院がオンライン請求に移行できていないことが分かった。前月請求分より104病院減少した。
前月請求分以降、オンライン請求に移行したのは126病院、レセプトコンピューターが厚労省の開発・提供による「レセスタ」に対応できないためオンライン請求への勧奨対象から除外されたのは13病院だった。(9/29MEDIFAXより)