09年度補正予算が成立/介護職員処遇改善の基金など  PDF

09年度補正予算が成立/介護職員処遇改善の基金など

 介護職員の処遇改善のための基金創設などを盛り込んだ総額約14兆円の2009年度補正予算が5月29日成立した。予算案は13日に衆院本会議で可決されたものの、この日の参院本会議で野党の反対で否決。両院の議決が異なるため両院協議会を開いたが不調に終わった。このため憲法60条で定める衆院優越の規定によって補正予算が成立した。

 補正予算のうち厚生労働省分は総額4兆6718億円。うち「介護職員の処遇改善・介護拠点整備」で8443億円を確保した。「地域医療・医療新技術」には7684億円を計上し、都道府県が2次医療圏ごとに策定する「地域医療再生計画」に基づいて財政支援などを行うほか、新型インフルエンザワクチンの開発・生産設備の強化にも取り組む。(6/1MEDIFAXより)

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