OTCネット販売規制、法制化も検討/自民有志が勉強会
一般用医薬品のインターネット販売をめぐり、自民党は有志の勉強会(代表呼び掛け人・尾辻秀久参院議員会長)を発足させ、1月29日に国会内で初会合を開いた。第3類医薬品にネット販売を限定する厚生労働省の方針に対し、政府の規制改革会議などが反発している問題を踏まえ、独自の提言を打ち出す考え。ただ、安全性を利便性の犠牲にしてはならないとのムードが強く、規制緩和に反対する方向で議論は進みそうだ。
同日はネット販売を第3類薬以外に拡大する規制緩和に慎重な厚生労働省、日本薬剤師会からヒアリングを行った。渡嘉敷奈緒美衆院議員は会合後の会見で、厚労省が省令でネット販売を6月から規制する方針であるのに対し、省令ではなく法整備をするべきだとの意見が出たことを紹介。立法化も選択肢の1つであるとして今後、議員連盟への発展も視野に検討する考えを示した。(1/30MEDIFAXより)