HIV感染者数1021件/09年のエイズ発生動向  PDF

HIV感染者数1021件/09年のエイズ発生動向

 厚生労働省はこのほど、2009年の「エイズ発生動向年報」をまとめた。年報によると、09年のHIV感染者報告者数は1021件で、08年より減少したものの、08年(1126)、07年(1082件)に次いで、過去3番目に多い報告数となった。エイズ患者報告数は前年同数の431件だった。

 HIV感染者報告数(1021件)のうち日本国籍例は932件で、男性は前年から105件少ない894件、女性は4件増加し38件だった。エイズ患者報告数(431件)のうち日本国籍例は前年より23件増え401件だった。感染経路では、同性間性的接触が最も多い。

 また、HIV感染者・エイズ患者のいずれも、経年変化としては日本国籍男性例が増加傾向にあり、日本国籍女性・外国籍男女はほぼ横ばいの状況だった。

 外国籍で見ると、09年はHIV感染者が89件、エイズ患者が30件だった。外国国籍者の国内感染例が増えている状況もあり、厚労省は「予防とケアの対策を強化する必要がある」としている。(9/2MEDIFAXより)

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