DPC診療内容の添付、10月実施は見送り/厚労省、09年1月からに
医療機関がDPCレセプトを提出する際、包括部分の診療内容が分かる情報を添付する仕組みについて、厚生労働省は当初予定されていた10月からの実施を見送り、2009年1月診療分からとする方針を固めた。厚労省が検討を進めていたE・Fファイルのレセプトへの添付をめぐっては「システム改修などの負担が大きい」との声が医療機関から上がっていた。厚労省は医療関連団体や社会保険診療報酬支払基金、ベンダーなどと調整を進めた結果、医療機関にとって同じくシステム改修が必要となる後期高齢者医療制度の自己負担限度額の見直し(09年1月施行) と足並みをそろえることで、負担を軽減することにした。
包括評価部分の診療行為が分かる情報のレセプトへの添付は、08年2月の中医協で決まった。(9/29MEDIFAXより)