DPC新機能係数を官報告示/済生会熊本が最高の0.034  PDF

DPC新機能係数を官報告示/済生会熊本が最高の0.034

 厚生労働省は3月19日、2010年度診療報酬改定のDPCの見直しについて官報告示。調整係数の段階的廃止が決まってから初めての改定。新たな機能評価係数(機能評価係数?)は、済生会熊本病院の0.034が全国で最も高く、全国平均を大きく上回った。大学病院では、東海大病院や日本大病院など私立大病院が高い。

 4月からのDPC対象病院は1334病院。10年度改定では、入院基本料等の引き上げや、ネット改定率0.19%のアップ分を医療機関別係数の中に反映させた。調整係数から機能評価係数?へ置き換える割合は、従来の調整係数のうち1を超えて上積みしていた部分の25%と等しくなるよう計算している。

 新しい機能評価係数?は?データ提出指数に基づく係数?効率性指数に基づく係数?複雑性指数に基づく係数?カバー率指数に基づく係数?地域医療指数に基づく係数?救急医療係数―の6つ。地域医療指数に基づく係数は、5月上旬から申請を受け付ける予定で8月から設定する。このため、今回の告示の調整係数は4−7月の調整係数と、8月以降の調整係数の2段階設定となっている。(3/19MEDIFAXより)

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